代表的な歯の5つのホワイトニング方法の相場。どれくらいの費用が必要?
「ホワイトニングっていくらくらいかかるの?」
歯のホワイトニング、私も少し前までは自分にはあまり関係ないって思っていました。だって、専門のクリニックで手術みたいな形でやるし、何より高額だというイメージがあったからです。
そこで今回は、ホワイトニングの価格の相場を調べてみました!
ホワイトニングの5つの方法
ホワイトニングには、5つの種類があります。
- オフィスホワイトニング
- ホームホワイトニング
- ホワイトニングジェル
- ホワイトニングテープ
- ホワイトニング歯磨き粉
それぞれの相場と、ホワイトニングの手法をまとめてみました。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングというのは、歯医者さん(デンタルクリニック)で専門家にホワイトニングをしてもらう方法です。
これは今までのイメージ通り、なかなか高額…。相場は1万円~15万円くらいです。例として女性のホワイトニング専門の南青山矯正歯科クリニックの価格だと、20本のホワイトニングが1回42500円です。(これは東京だけです)
東京以外で、全国のホワイトニングができるデンタルクリニック検索なら、「全国の歯科口コミ・歯医者予約」の「審美歯科」をご覧ください。
話を戻して、なぜ相場価格にこんなに価格の開きがあるのかというと、それぞれのクリニックで使っている薬剤や機器に違いがあるところが大きいです。
たまに、「500円で歯のホワイトニング!」というようなチラシが駅で配られていますが、ワンコインでできるのは1本の歯のみ。普通は前歯を中心にして5本ずつ上下やりますので合計20本。それだとおそらく最安値の1万円でできるという感じですね。*1
オフィスホワイトニングのデメリット
短期間で効果を実感できるホワイトニングのデメリット①は、やはり価格が高いところです。
デンタルクリニックでのホワイトニングは保険適応外になるので、自費診療で歯を白くすることになります。相場で考えても少なくても最低4万くらいはかかるので、出費が痛い人からするとこれはデメリットになるかもしれません。
あとマイナス点②を挙げると、歯を白くする過程で強い負担が歯にかかるので、歯がシミたり痛くなる可能性があります。これは人それぞれ感じ方が違うので、まったく痛くない人もいます。
でも痛いのが苦手な方はやめておいたほうがいいかもしれません。それかしっかりお医者さんと話して、痛くなったらいったん中止するという方法も可能かもしれません。ホワイトニング液の濃度と光の放射時間によって効果が変わるので、うまいお医者さんにあたれば痛くないホワイトニングができます。
さらに上にも書きましたが、気になる点として③ホワイトニング効果を高めるためにLEDライトなどを歯に照射する時間は苦痛なことが多いです。長い時間(1~2時間)の時間がかかってしまうのもオフィスホワイトニングのデメリットですね。
オフィスホワイトニングのメリット
オフィスホワイトニングは、即効性があることが特徴です。
即効性の理由としては、「高濃度のホワイトニング用溶液+効果を高めるためのライトによる刺激」ということです。
高濃度のホワイトニング剤は、一般家庭では手に入らないですし、やはり使い方を誤ると危ないので、お医者さんで直接やってもらうことになります。(劇薬指定されています)
もし短期間で歯の見た目をガラッと変えたいということだと、オフィスホワイトニングのメリットを最大に生かせると思います。
オフィスホワイトニングのできるクリニック探しなら⇒「全国の歯科口コミ・歯医者予約」
歯医者さん以外にも、全国展開のホワイトニング専門店があります。全国展開とはいってもどこにでもあるわけではないですが、主要地域にあるのでもしお住いの近くにあったらやった!ですね。ホワイトニング専門店Whitening Bar(http://whiteningbar.jp)の詳細は下記記事に書いています。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングに比べると薬剤の濃度が下がるので自宅でも安全にホワイトニングができるというもの。
費用は大体1か月10000円~30000円くらいです。今自分で使っているビーグレンデンタル(別記事)のホームホワイトニングセットだと、相場より若干安くて1か月分が8920円。1日1回の使用だと、1日約300円です。
上の画像のものは日本の薬局では買うことができないもので、輸入か通販で購入しなければいけませんが価格は9880円(Amazon調べ)でした。
日本ではホームホワイトニングの製品を安心して買える環境がまだ整っていないので、歯科クリニックのホワイトニングのオプションとして、ホームホワイトニングセットを追加してもらうのが一般的です。
ホームホワイトニングのデメリット
- 日本で市販されていないこと
- オフィスホワイトニングと比べて時間がかかること
日本で市販されているホームホワイトニングはなくて、ネット通販で購入するしかありません。ドラッグストアで手軽に手に入るものではない点はちょっと始めにくいと感じるかもしれません。
ホームホワイトニング用の溶剤を手に入れる方法としては、個人輸入するかホワイトニングをやっているデンタルクリニックで「ホームホワイトニングコース」を選択することです。
輸入ではなく日本で手に入れる方法は、オフィスホワイトニングの効果をさらに高めるために、歯医者さんでやるホワイトニングと同時に家庭でも使える製品を売ってくれるパターンがあるので、こういう方法もありますね。
ほかのデメリットとしては、オフィスホワイトニングに比べて歯を白くする成分(過酸化尿素)の濃度が少し低めなので、効果が現れるのに若干期間が必要なところですね。
ホームホワイトニングのメリット
- オフィスホワイトニングより安い
- 歯を白くする成分がしっかり入っている
- 始めやすい価格
- 毎日短時間でできる
オフィスホワイトニングの価格と比べると、ホームホワイトニングの製品は安いです。それでもホワイトニングジェルと比べると少し高い気がしますが、過酸化尿素が入っているので当然ともいえます。(色を落とす”ホワイトニング”だけだと、歯の漂白成分は入っていないので安いです。「漂白なんて大丈夫なの?」と心配な方は下の記事を参照してくださいね。)
あとは、”ホーム”ホワイトニングなので、家でできる手軽さも評価できると思います。
ホワイトニングの施術を受けに歯医者さんに行く時間や費用を考えると、家庭でできるのはメリットになりますね。
ホワイトニングジェル
ホワイトニングジェルは、歯磨き粉と併用するものですが、歯の着色汚れを落とす効能があるものが多いです。さらに歯周病予防や口臭ケアもできる製品が多いので、歯の健康を保ちたいときに手軽に始められます。
相場は1か月3000円~7000円くらいです。平均値が5000円だとすると1日3回使うとして、2か月使えると1日約83円。1回分は30円弱です。
ただ、ホワイトニングジェルで本当に歯の漂白ができるものは見たことがありません。自然由来の成分で、着色汚れを落とすものが多いと思います。
「漂白」というとすこし危険な感じもするのですが、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの方法は、漂白して歯の色を白くする仕組みです。
ホワイトニングジェルのデメリット
- 歯のもともとの色を白くすることはできない
ホワイトニングジェルは歯の汚れ落としをして「歯を白くする!」というものが多いので、歯のもともとの色が黄色っぽい方だと効果が実感できません。
ホワイトニングジェルのメリット
- 値段がある程度手頃
- 口臭予防や歯周病予防などデンタルケア全般が可能
ホワイトニングジェルは、歯磨き粉とある程度互換性があるものです。研磨剤が入っていないので普段の歯磨きの代わりに使って、着色汚れを効果的に落とすことができます。同時に口臭予防や歯周病予防にも効果的なのでコスパはいいと思います。
関連記事:
始めやすい・買いやすいホワイトニングジェルランキング! - 29歳のホワイトニング効果観察日記。
ホワイトニングテープ
アメリカでは多くの人に認知されているホワイトニングテープですが、日本人は「えっこんな商品があるの?」と驚くことも多いです。*2
値段は大体1回分が170円~270円くらいで売られています。上の画像では20日分が3280円で売られていますね。
ホワイトニングテープを使っている人で有名なのはフィギアの村上大介選手ですね。
ホワイトニングテープのデメリット
- 歯並びが悪い場合は、まだらなホワイトニングになってしまう
- 日本では通販のみの販売
ホワイトニングテープは、歯にシールを貼る形で使うので、歯並びが悪いと歯のデコボコにうまくテープがフィットせずに思った通りに貼れません。結果、白いところと白くないところがまだらになってしまうリスクがあるようです。
ホワイトニングテープのメリット
- 価格が安い
- ホワイトニング成分入り(過酸化カルバミド入り)
比較的費用が安く、手軽に始められるのはメリットです。そして漂白成分もしっかり入っているのでその面ではいいのですが、ホームホワイトニングと比べると少しメリットが見劣りしてしまうと思います。
Amazonでのホワイトニングテープ(シール)の販売:Crest(※輸入品なので値段が高くなっていて、コスパ的にあまりお勧めしません)
ホワイトニング歯磨き粉
ホワイトニングの歯磨き粉の相場は500円~2000円ほどです。歯磨き粉は3か月くらい使えますから、大体1日13円、1回5円くらいでしょうか。安いですね!
パッケージに「歯を白くする」と書かれていても、ホワイトニングジェルと同じく着色汚れを落とす仕組みのものが大半です。
アメリカで購入できる製品だと、歯を脱色する過酸化尿素などの成分が入っていることがありますが、日本の歯磨き粉ではホワイトニングは「おまけ」程度です。
そこまで劇的な効果は期待できないですが、値段もほかのものに比べると安くなっています。
例えば具体的な商品だと、レンブラントという製品がアメリカで人気のようです。
日本の製品では、「オーラパール」というものが人気です。
ホワイトニング歯磨き粉のデメリット
- 歯を白くする作用が弱い
ホワイトニング用歯磨き粉とはいっても、歯のステイン除去がメインなので、象牙質まで成分が到達しません。もともとの歯の色が黄ばんでいる場合はあまり違いを実感できません。
逆に、すでに白い歯を保つ目的で使うとするなら、歯の着色汚れを毎回の歯磨きで落として着色しにくくできるので、おすすめです。ただの歯磨き粉を使うくらいならホワイトニング歯磨き粉を使うという感じがいいでしょう。
ホワイトニング歯磨き粉のメリット
- 価格が安い
- 毎日使える
- いつもの歯磨き粉を替えるだけ
毎日使っている歯磨き粉を、ホワイトニング歯磨き粉に変えるだけなので費用対効果はかなりいいですね!
上のレンブラントはアメリカのものですが、ネットで売れている日本製のホワイトニング歯磨き粉だと「オーラパール」(別記事)という製品が人気のようです。
ホワイトニング相場のまとめ
ホワイトニングの価格相場を見てみると、即効性や有効成分の強弱によってだいぶ値段が変わることが分かりました。
すぐに結果を出したい方や、家でゆっくり歯を白くしたいなどいろいろなニーズがあると思うので、自分に合ったホワイトニング方法を見つけたいですね。
おまけ:管理人の使っているホワイトニンググッズは?
おまけとして、管理人の使っているホワイトニンググッズをご紹介します!
ホワイトニングジェルを使っていますが、「ちゅらトゥースホワイトニングジェル」を選択しました。
これも2016年8月に入ってからです。一度ホワイトニングや歯の美容の重要性に気づき始めてからはかなり本気でやっています^^;
こちらもホワイトニングジェルの中では比較的安い3980円です。でも普段使いするにはちょっと高いかもしれないですね。※ホワイトニングジェルの買いやすさ別ランキング(別記事)
ということで、5つのホワイトニング方法の価格と相場、そして私の使っているホワイトニンググッズの紹介でした!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!